本山 

04/May/2010

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 二時間ほどで鍛冶町見附側まで到着した魚町。そろそろ観客も増えてくる事もあって、飾りと人形をチェック。

 人形二体の揺れが激しかったようで締め直した。

 母子の足元から下を眺めてみる。

 


 

 大梃子が入る直前。真上から地車の様子を見ていた。

 正直普段使わない時の地車の配置やどんな風に固定するのか、ってあんまり見たこと無かったけど、今回はゆっくり見せてもらった。絞り込む縄の縛り方なんかもなかなか面白いものだ。


 

 地車の心棒がしっかり入った。辻回しの直前だ。

 大きな音を立ててきしみながら方向を変えていく。


 

 でか山の底部分を見ていると、合掌造りを思い出す。独特の木を用いて工夫していた建築方法だったが、でか山も同じようにきちんとした決まりで組み上がっているのがわかる。


 

 向う側に既に大地主神社境内に入った鍛冶町と府中町が見える。これが最後の辻。

 


 

 人形の動きが気になって魚町へ上がる。殿様が海側へ傾いていた。若干縛りが緩いのかとも思ったが、それより人形棒の縛りが緩かったようだった。少しだけ締め直す。

 


 
 

 等伯親子が大地主神社を参る。


 

 魚町から見る境内。

 すごい人だ。


 

 毎年人出が増えている気がする、って去年も感じた記憶があるが、今年も増えている?


 

 既に魚町、府中町は山町へ向かった。

 時刻は四時。鍛冶町ゆっくり見附へ戻る。

 


 

 曳き手が多い。止まるのか?


 

 辻回しを眺める。


 

  入った。


 

 全ての山が山町へ戻った後、人形達が夜露に濡れないようにビニールをかぶせる作業に出向いた。

 着物が濡れてしまうと、いくらきちんと着せてあっても脱げ落ちる事がある。


 

 宵山や朝山は驚くほど人が出てくるが、さすがに町へ戻った後の山の周りは静かだった。