飾り制作         29/Apr/2009

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 29日の作業は府中町から。
 この日はいささか涼しく感じるものの、天候は良くでか山はむしろ山へ変貌する途中でした。
 印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)の境内から観るでか山。

 飾り背景の地場を塗っているところ。スプレーガンで一気に塗りこみます。
 風が少しあったので飛散していたとも思われます。それなりにきれいに塗れたと。
 

 去年も同じ飾りを使っていたのでしょうが、今年は場面が異なりますので同じものは使えません。
 
 

 途中で絵の具が切れて、また混ぜ合わせて作りだしますが、微妙に色が違う事があります。広い範囲を残して絵の具が切れるとちょっと悲惨かも。。。
 
 

 天気が良いので乾きも早い。
 地場の色を塗り終えると、山部分を濃い茶色で作ります。
 

 休憩の間に府中町の山を写してみました。
 毎年同じようで少しは違うのでしょうね。
 

 府中町は人形見(5月2日)のうちに飾りを取り付けてしまいます。
 
 

 地場の色の上へ山の景色を入れて、山町独自の色使いで色滴を振ります。
 
 

 振る色の順序もあるのですが、毎年確認しながら振っているつもりでも、ちょっと違うみたいで・・・
 なんとなくここ数年の各町の飾りの色が魚町に近付いているような・・・
 違うか!

 最後に白色を振ると全体の絵が浮き上がったように見えます。これも伝統的な工夫なのでしょう。
 
 しかし筆によって絵の具の飛ぶ方向が異なるんです。失敗すると妙な位置に色がつくことも。。。

 「妙な位置」の一つ。
 
 本人いわく、さすがにここまで飛ばすのは職人芸だとか・・・

 鍛冶町へ移動。
 
 

 手を入れる材料は少しだけだと言うので確認しながら山倉から引き出します。
 ほとんど色振りだけでした。
 

 でか山の横に並べてみました。特に意味はありません。。。
 
 

 完成予想図を描きながら、色をつけて行きます。