制作風景(飾り)        魚町 27/Apr/2003

 何年前に使用したものかは不明だが、痛んでいたり、色あせていれば手を入れる。
しかし、一部分だけと言うのは難しく、たいていは同じ色を作ることが出来ず全部塗り直す事になる。
慎重に色を付けていく。これでも結構神経を使う作業。すでに色紙が貼られている事もあって、手抜きは出来ない。
毎年恒例「山がかり」。背景でも重要な部品の一つであるが、やはり毎年その色遣いには悩む。今年もさんざん悩んだあげく多少のごまかしが・・・
渡り廊下一つでも気を抜かない。この徹底ぶりがデカ山の人気の秘密でもあるような気がする。
 中心となる屋台屋根内部だけでなく、まわりの細かな部品たちもきらびやかで観衆を楽しませる工夫が見て取れる。
いささか手を抜いた「山がかり」。「春の山」をイメージしながら作成したつもりでも、やはり雑さがわかってしまう。「春」のイメージをしっかりつかんでいないのだろう。
昨年はさほど痛めた記憶も無いのだが、結構補修が必要だと感じた。最後に数が不足するとまずいので、おれた物も修復して準備した。山の起伏を出す工夫はこの飾りの裏側を見るとわかりやすいのだが、今回は写真も取り忘れたので「秘密」。。。
渡り廊下や外壁などでも細かい細工を施す。黒塗りした軒下部分に金紙の破片を少しずつ貼っているところ。時間のかかる作業の一つ。
今年の魚町は屋台屋根を新調した。大変な重さの大屋根だが、新調するとこれまた重い。しかし去年までのもろい部分などが全く無くなったことで安心も多い。