本山         4/5
 4日は残念ながら朝から雨となった。雨の中でも子供たちはデカ山へ登る。また雨の中でも日本一のデカ山を見に来る人は多い。
 この写真は魚町。ちょうど様子見に出かけたところで柱がはずれている事に気がつき、修復して撮影。
 修復後の屋台の中から遠山金四郎の横顔を一枚。
 りりしい顔立ちにはほれぼれする。この芸術を受け継いでいってくれる若者はいるのだろうか。

 この後雨がさらに激しくなり、飾りの所々がはがれてくるのを目にした。色紙の貼り付け方が例年に無く弱かったようだ。
 それでも遠目には解らないから安心できるが、作った立場では少々残念無念・・・
 魚町の屋台の上からデカ山の内部を覗いて見る。藤ツルも雨に濡れて滑りやすくなっている。それでも子供たちは上ってくるのだ。
 上に見える透明のビニールは各人形にかぶせてある物だ。着物が雨に濡れてしまうと一度に重さが増し、人形から脱げてしまう事もあるからだ。

 デカ山の上から七尾の町並みを撮ってみる。普段町を歩いていてもこんな風景を見ることは決して無い。民家の屋根を見る機会なんてそんなにあるわけが無い。

 ちょうど辻回しで止まったところ。拍手歓声の直後である。
 みんな地車が回れば舞台がどちらへ向くのか解っているのだろう。待ちわびた顔だ。