制作風景(飾り)        人形 28/4
 今年は人形の両腕が肩より上へ上がる。この場合は藁をほどいて下地の段階から腕を上げて縛り直さないと腕は固定しない。
 写真は解体中の人形。
 ほとんど骨格だけになった人形を締め直す。伝統的な技術であると感じる。力もいる作業なので一体縛るとかなり疲労する。

 腕の上がり具合を確認しながら孫と二人で人形を縛り上げる義父。このまま孫が学んでくれれば、と願っているに違いない。
 7人いる孫のうち、飾りや人形の手伝いをするのは3人ほど。精力的に学んでいる孫はまだいない。「四代目」になるのは彼らのうち誰か。