制作風景(飾り)

毎年恒例のデカ山全景。これは鍛冶町。
高さ12m、重さ20トン、車輪の直径2mは変わりない。



 地車を見ているところ。方向転換を行うこの車は、デカ山を大梃子で傾けて固定する。祭りの見物の一つだ。


 鍛冶町の飾り制作風景。ちょうど色塗りしているところ。背景は雰囲気を出すため、「じば」と呼ばれる汎用的なものを用いる。
 絵の具を振りかけて砂場や空間をイメージするのだが、この配色が町によって異なる。注意深く見ると町ごとに作りが全く異なるのがわかる。



府中町で背景の「山」をイメージする「山がかり」の色塗りをしているところ。立体的に見せるために、凹凸をつけて、さらに色を工夫している。



魚町は我々がもっとも神経を使う山町である。「本山」とも呼ばれ、デカ山の中心的な存在であるためだ。
かつては山町が競って飾りをきらびやかに作っていたこともあると聞くが、今では制作者グループが一つになっている。
しかし、それぞれの山町の特徴を出しながら、大勢の人たちに楽しんでもらえるように工夫している。
これは背景や砂場のイメージで使う「じば」。
 

 今年は某テレビ局の大河ドラマにのっとり、三つの山町が同じようなイメージで構成される。その中心となる魚町では「城(清洲城)」が飾られる。
 その部品もメンテナンスが必要。






 これは極秘の設計図(笑)
 詳細な設計図を元に飾りを構成し、不足の部品は早めに用意する。実際にデカ山の舞台の上へ取り付ける際に貴重な図となる。



 さあ、あと少し。